東欧寝台列車体験リポート2~部屋の外編~
さて、前回に引き続きましてクラコフ⇒プラハ間の寝台列車をご紹介します。
車内を案内してくれるという親切な車掌さんの後について車内を移動。
ところどころ照明が壊れているため薄暗くて洞窟のようだ。
車掌さんが車両を隔てるドアを開けるとなんと継ぎ目に大きな隙間が空いていて下の線路が
丸見になっているではないか!
車掌のおじさんは何事も無く隙間を飛び越えた。
いまは列車が動いてないから大丈夫だが、動いているときに落ちてしまったら命はない。
気分はまるでグーニーズだ。
《車両の継ぎ目》 《危険な隙間》
車内はコンパートメントのシート席と6人部屋寝台、4人部屋寝台、2人部屋寝台、シングル寝台と
沢山の部屋に分かれており、車両後方が寝台車両になっていた。
人がいたので写真が撮れなかったことが悔やまれる。
後に6人部屋寝台も体験したのだが同部屋だったカナダ人学生が風邪をひいて一晩中咳き込んで
いたため眠れないうえにウイルスが蔓延した部屋に一晩中閉じ込められている形になったので
翌日体調が悪くなった。
風邪を引いてしまっては大切な旅行が台無しだ。
冬場は特に個室寝台を利用することをお勧めします。
「トイレはどこですか?」と聞くと
車掌のおじさんは嬉しそうに「といれ いず ろこもてぃべ~!」と言った。
なんとなく分かるのだが「ロコ モーティヴ?」と聞き返すと
また「の~!ろこもてぃべ~ かも~ん!」とトイレまで案内してくれた。
「ろこもてぃべ~♪、ろこもてぃべ~♪」おじさんのオリジナルソングを聴きながらトイレにたどり着く。
設備はかなり旧式だが思っていたより綺麗なトイレである。
《薄暗い車内》 《トイレ》
「でぃす いず ろこもてぃべ~!」車掌のおじさんは嬉しそうに便器の前にある白いボタンを押した。
すると「ゴゴーー!!シュー!!ポン!!」迫力はあるがどこか間の抜けた音を立てて
トイレの水が流れて止まった。なるほど確かにロコモティベだ。
驚かないと気を悪くすると思い「ズーパー!=すごい」 「ウンダバー!=素晴らしい」
「ウングラウベリッヒ!!=信じられない」
と知ってる限りのドイツ語でロコモティベなトイレを褒めた。
車掌のおじさんはすっかり上機嫌になったようで「ビール飲むか?」と車両前方の食料が
保管された場所に案内してくれた。
車内ではビールやおつまみ簡単な軽食は走行中も車掌さんに言えば購入できるのである。
冷蔵庫にはチェコとポーランドのビールがあり、どちらがいいのか聞いてきたので
「両方1本ずつください。」と伝えると
「ポーランドビールなんか不味い。チェコビールが世界一だ!」と勝手にチェコビールを
二本渡してきた。
《車掌の後ろ姿》 《チェコビールとウイスキー》
それなら聞かなきゃいいのにと思ったが、そんなに旨いならとチェコビールを2本買った。
「チェコビ~ル イズ ナンバ~ワン♪」とまたオリジナルソングができたようで
さらに上機嫌になったおじさんは、なんと小さいウィスキーボトルもサービスしてくれた。
こんなに飲んだら酔っ払ってしまうではないかと思ったが
せっかくの粋なはからいを断るわけにはいかない。
ありがたく3本頂戴した。
次回もまた東欧寝台列車体験リポート第3弾をご紹介いたします。
お楽しみに。
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